椿

結婚式場の名門として君臨する「椿山荘」

 「椿山荘」は江戸時代「つばきやま」として有名だった景観地で、上総久留里藩黒田豊前守の下屋敷があった場所です。明治になって維新の立役者、山縣有朋が私財を投じて「つばきやま」を購入し整備して「椿山荘」と命名しました。

 東京空襲で山縣公爵の記念館や一千坪の大邸宅、樹木の大半が殆ど灰燼に帰してしまいましたが、藤田興業の創業者「小川栄一」が「戦後の荒廃した東京に緑のオアシスを」と考え、一万を超える樹木を移植し復興させた名園です。

正面玄関はタクシーが多く入ってくるので、こちらから椿山荘(ちんざんそう)に入ります。

この場所から「椿山荘」に入るのには、式場のロビーからしかありません

建物の中は私にとって懐かしい場所ですが、素通りして庭園に向かいます。

庭園入り口の縁起の良い亀

結婚式場の建物から庭園を望むと三重の塔が目に入ってきます。

三重塔と式場の間には広い池があります。

ここは式を終えた初々しいカップルが記念写真を撮るところです。

滝があるところに向かいながら後ろに振り返って見ました。

この滝の後ろに回ることができます。

庭園の方々に各地方から収集した由緒ある石灯篭が置かれています。

ここは結婚式を終えた、新婚さんや親戚、友達などが一緒に記念写真を撮るばしょです。

記念写真の背景はこのようになります。

では三重塔が建っている岡に向かいます。

このような石像が庭園の方々に置かれており、これも全国各地から収集した由緒あるものです。

森に包まれていた三重塔だけ幸いにして戦災から逃れています。

岡から結婚式場を望みます。

式場の中にも川が流れています。

湧き水

うどんの「尚庵「は写真から外れた右側にあり、写真の建物は茶室です。

「椿山荘」の裏門

裏門前を流れる「神田川」

 

 ずいぶん写真を載せたなって?実は私が始めて媒酌人を頼まれた結婚式場が「椿山荘」なのでした。

 その時の新婦さんが学生時代フランス料理のマナーを「椿山荘」で学ぶ課程があったそうです。その時「椿山荘」美しさに感激し「結婚式は絶対にここでやる。」と決意したそうです。就職されても「結婚式は椿山荘で」を目標に節約に努め毎月の給料を蓄え願いを達成したしっかり者の新婦さんでした。

 当時の私は初めての媒酌人だった為、緊張して景色を味わう余裕がありませんでした。そのため三重塔ぐらいしか記憶に残っていませんでした。今回数年ぶり訪れ新婦さんの言葉を思い出しながら庭園を巡り、新婦さんの気持ちがよく判りました。

 特別に「椿山荘」で式を挙げた近藤英樹君と栄子さんを紹介します。しっかり者の栄子さんは2児のお母さんになり幸せな家庭を築いています。