「きつね」の行列(王子稲荷神社)

 その昔、東国一円の「きつね」が王子稲荷神社に集まり、集団で初詣をするのが慣わしでした。「きつね」達は毎年大晦日になると、目印の榎木に一度集結しました。そこで衣装を整えた後、行列して王子稲荷神社に向いました。

場所 北区王子 JR京浜東北線「王子」駅より徒歩約15分

 江戸時代の王子は田園風景そのものでしたが、住宅が密集してしまった今日、集結場所だった榎木は人間に伐採され、いつのまにかに「きつね」の行列は姿を消してしまいました。

 今日では、「きつね」が集結していた榎木の生えていた場所に「装束稲荷神社」が建立されています。往時の行列を偲んで地元の人たちが大晦日になると、思う思うに「きつね」に扮装して「装束稲荷神社」から「王子稲荷神社」まで行列をつくり初詣をするようになりました。

2009年元旦 王子

 王子近辺は、たくさんの「きつね」が住み着いていて。江戸時代から「きつねの嫁入り」や落語の「王子の狐」など、狐に関する逸話が多い土地柄です。

王子稲荷神社

王子・狐の行列【2009公式ホームページ】

狐の行列。王子の狐物語