豪徳寺

招き猫の寺      場所 世田谷区豪徳寺町

由縁

 鷹狩の帰りに通りかかった彦根藩主井伊直孝に対して寺の飼い猫が手招きをしたため、直孝はここで一休みすることにしました。そして寺の住職からお茶の接待を受けている最中に空模様が悪くなり雷雨になってしまったのです。「猫が招いてくれたおかげでずぶ濡れにならずに済んだ。これは縁起がいい。」と直孝は喜びました。これが縁でこの寺が井伊家の菩提寺となり、直孝が没すると、直孝の院号「久昌院殿豪徳天英居士」にちなみ寺の名前を豪徳寺と改めました。

 猫が耳の後ろをさすりながら毛づくろいをしていたのを直孝が見て、猫が自分に手招きをしていると思ったのでしょう。

 仏殿

 本殿

 井伊直弼の墓所

 井伊直弼の他、 直孝を始め井伊家代々の墓が建てられています。

 猫観音を祀る招猫殿

 貧乏寺が井伊家の菩提寺となり、立派な寺になる縁を作ってくれた飼い猫が死ぬと住職は墓を建て手厚く葬りましたが、この猫を招福猫児(まねぎねこ)と称えて崇めるようになったのは少し後の時代になってからです。

 豪徳寺の六地蔵

 建設中の三重塔

 豪徳寺は世田谷区の町名にもなっています。小田急の小田原線「豪徳寺」駅から徒歩で約15分の所にありますが、京王線の「下高井戸」駅で東急世田谷線に乗り換え「宮の坂」駅からも豪徳寺に行けます。この東急世田谷線には。都内では珍しい2両編成の電車が走っています。乗車賃は距離に関係なく140円と安いです。