生物の発生

1.生物構成物質の合成

 原始地球の海は高温で煮えたぎっていました。大気では雷が頻繁に発生し地殻からは多くの物質が海水に溶け出していました。そしてそれらの物質が大気や海をダイナミックに循環しながら  かき混ぜられ、大気上空では太陽からくる紫外線や放射線によって、また大気中では雷の空中放電によ多くの化学物質が作られ 海底でも溶岩噴出口の高温により物質が化学結合して行きましたそして生物を構成するアミノ酸などの有機物も作り出され、地球は生物の材料になる物資が満ち溢れるようになりました。

 原始生物の発生        シアノバクテリア

2.原始生物の発生

 自己複製を行い増殖して行く生物の原型は38億年前に出現しています。最初に現れた生物は、酸素のないところで増殖する原核単細胞生物でした。現存する原核単細胞生物は細菌やシアノバクテリア(ラン藻)などでです。カナダやアフリカ、オ−ストラリアから34億年前に作られた細菌やシアノバクテリアの化石が発見されています。

  シアノバクテリアは二酸化炭素を取り込み光合成を行って酸素を吐き出します。このシアノバクテリアがつながり群れとなったものがストロマトライトです。現在でもオ−ストラリアの一部の海岸で実際に生息しています。

 

シアノバクテリアの群生

ストロマトライト

 

真核単細胞 生物の大量発生

 

今でも存在するぞうり虫

 

3.酸素の出現

 やがてシアノバクテリアが大量に発生し酸素が大量に作り出されるようになりました。(27億年前)それまでの多くの原始単細胞生物にとって酸素は猛毒の物質でしたが、酸素の量が増えるに従いこれらの細胞は滅んでいき、変わって酸素を取り込む単細胞生物が次第に増えてきました。酸素によって高エネルギ−を得られる様になったため、細胞の動きが活発になってきました。

 原核単細胞生物とは、遺伝物質や生命を維持するユニットが細胞内を浮遊している細胞のことを言います。これに対して遺伝物質や各ユニットが膜で包まれている細胞の事を真核単細胞生物と呼びます。

 この真核単細胞生物が現れたのは21億年前の出来事です。地球に初めての生命、原核単細胞生物が現れてから真核単細胞生物が現れるまでに17億年もの長い時間が掛かっています。地球ができあがって、わずか5億年で真核単細胞生物が現れたのに比べ長い時間が掛かっています。

 

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