原始地球の誕生

 

1.太陽系の誕生

  宇宙とは物質の存在する空間を意味します。20世紀に入って大型で性能の良い天体望遠鏡が作られるようになってから、宇宙にある全ての天体は夜空を飾る花火のように、ある一点から四方八方に飛び散り続けている事が分かってきました。近い天体どうしは互いの引力によって集結し星雲や星団を構成しながら、宇宙は膨張を続けいます。

 星雲や星団は無数の星が集まって出来ています。自ら光を放っている星の事を恒星と呼びますが、恒星にも私たちと同じように寿命があります。質量の小さい恒星と比べて質量の大きい恒星の方が寿命の短い事が分かっています。

 岩石や鉄の固まりなど宇宙の大きな塵が核となって水素原子を引きつけ、やがて水素原子の固まりが成長して行きます。固まりがある程度以上に大きくなると、重力による圧力が増して中心部の温度が上がります。温度が数千万度の高温に達したとき電子は分離し水素原子核が高速で動きまわるようになります。そして核どうしが衝突した時、核融合反応が始まります。核融合により水素原子がヘリュウム原子に変わる時に膨大な光や熱を放つようになります。

 

  現在の太陽がこの状態です。中心部の水素原子がおおむねへリュウム原子になるとさらに温度が上昇し今度はヘリュウム原子が核融合して炭素原子に変わりさらに重い元素に合成されながらエネルキーの放出が持続していきます。最終的には鉄原子になって核融合が停止する事によって恒星の一生が終わります。この時恒星の質量によって大爆発する星や、収縮を続けて最後にはブラックホールになるものもあります。

現在分かっている宇宙の年齢はおおむね150億という事になっています。恒星の寿命は短いもので10億年、長い物で150億年になる物もあります。太陽の寿命は質量と現在の元素成分の比率等から推定すると約100億年になります。現在の年齢は50億才でちょうど壮年期の働き盛りの時代です。

  このような事から太陽の源は過去に恒星だった星に寿命がきて大爆発を起こして飛び散ったガスやチリが宇宙空間に漂いながら大きな塵に小さな塵やガスが引きつけられ再び固まりが成長していったと思われます。太陽に落ち込まなかった塵やガスは太陽の周りに円盤状に回転するようになりました。回転しているガスやチリも部分的に集まって地球や他の惑星が作られていったと思われます。1969年7月にアポロ11号が月面より岩石を持ち帰えった結果、月の岩石は46億年前に出来た事が分かりました。その結果、太陽も地球も月もほぼ同時期に出来たと考えられています。

2.原始の地球

 地球も最初は太陽と同じように火の玉の状態だったのですが、質量が小さいため核融合反応は起こらずゆっくりと冷えていきました。そして比重の重い鉄、ニッケルが地球の中心にあつまり、軽い溶岩が地表に浮きあがってきました。さらに時間が経過すると地表の溶岩が冷え岩石となって地殻が形成されてきました。今からの46億年前の出来事です。当時の地球はいたるところで溶岩と水蒸気が噴出している状態にありました。

大気は60気圧もあり窒素、二酸化炭素と水蒸気が凝縮され分厚い雲で地表は覆われていました。そのため地上は太陽の光が届かない暗黒の世界が長く続きました。

 そしてある温度まで下がって来た時、突然に雲が水滴に変わり豪雨が地上に降りそそぐようになりました。その結果地表の低い部分に海が出来あがっていきました。海といってもシアン化水素、ホルムアルデヒト、青酸などが解けている猛毒な海です。海底からは硫化水素が噴出している状態です。

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